商店街に漂う香ばしいにおいに誘われて、野菜の並ぶ店の奥にふらりと入ってみると!

そこには 鯛焼き? いや 鮎焼き!? が。
ほかほかと湯気が上がるこんがりした焼き上がりは香りもどこかほかと一風違います。

丸屋町商店街、大津祭曳山展示館の隣にある「百ちゃん」は、浜大津という街中にあって、 “とれたて、出来たて” にこだわった味を楽しんでもらえるキーステーションを作ろうと、 商店街の企画で誕生したコラボ店舗。

写真の「一丁焼き」をはじめ、「地元産朝採れ野菜」「季節のジェラート」の三つのお店が集まっています。

一丁焼き「こたろう」

まず、冒頭の「一丁焼き」の「こたろう」さん。
ここは店主の井上さんが奈良の小太郎町で始めて以来、その味でまたたくまに全国に名を馳せ、奈良まちの町おこしにまで一役買ったというまさに「伝説」のお店なんです。

人気の秘密は、昔ながらの鋳物の型で一つひとつ丁寧に焼き上げるスタイル。

写真を見てください。餡子と生地がはみ出ています!
これが香ばしいにおいの元だったんですね。

約100年前からの伝統的な焼き方である一丁型。そこに「絞り」で餡を入れるので“尾っぽ”まで餡が入っています。
しかも、井上さんの手さばきは豪快。餡は型からはみ出すぐらいにたっぷりでないといけないんだそう。

この鋳物はひとつ3キロ。ずっしりと重い鋳物を、涼しい顔で操り焼いていく井上さん。この重みもまた、うまさに繋がります。

「鉄と、火と、焼き手が一体にならないと美味しいものができない」と言います。
いまにもびわ湖に飛び込みそうな、イキの良い美しい鮎が出来上がりました。

鮎の型は浜大津のこのお店にあわせて、井上さんが見つけてきたのだとか。ほかにも「鶴」「亀」の一丁焼が並びます。

あっつあつを一口かぶり付くと・・・おっ!!「こんなの初めて…」と思わずひとこと・・・ そう多くの方が口にするそうで、生地がパリパリで中身はもちっと。とくに鋳物型の重みで餡と生地がぎゅっとプレスされた端の香ばしさはほかでは味わえません。

北海道小豆を使用した粒あんは、甘さ控えめで絶妙。餡はもちろん、小麦粉だけを使うという生地、焼き方は全てオリジナル。研究に研究を重ねたこだわりの一品です。

焼きあがるのに約10分。(お急ぎの方は、焼いてあるのもありますよ)
井上さんの技をじっくり見ながら、焼きあがるのを待つ楽しみ・・・贅沢な時間かもしれませんね。

本物の道具だからこそ味わえる、本物の味。やみつきになって通い詰めるファンが続出中です。

朝採れ野菜

お次は、ご近所の奥様方で大賑わい「朝採れ野菜」です。

店頭に並ぶ多くの種類の野菜は、その日の朝、採れたばかり。
地元大津の農家さんが丹精込めて作ったものです。

それぞれの農家さんが、地元の皆さんに美味しい野菜を食べてもらいたいと自信の野菜を並べます。 出来るだけ農薬を使わなかったり、有機栽培をしたり、農園ごとにそれぞれ特徴がありますが、 共通するのは、どれも新鮮だということ。

朝採れ、新鮮! 勢い余って袋から飛び出しちゃいそうですね。

百ちゃんの野菜は、日替わりでいろいろな農家さんが来るので、毎日違った野菜に出会えるのが魅力。 あっという間に人だかりが出来て、人気の野菜はあっという間に無くなっていきます。 お店の中でも、活気あるスペースです。

ジェラ―ト「toki toki Gelato」

では次は、お子さんにも人気のジェラ―トです。
その名も「toki toki Gelato」

その時、その時の季節ごとのジェラートを提供し、お客さまにトキめいてもらいたいとの想いが込められています。

地元産品も

そのほか、店内には、地元近江でとれたものや加工品も置かれています。

「一丁焼き」と、「野菜」と、「ジェラート」この取り合わせの妙!
それが百ちゃんです。

みなさんのお越しをお待ちしていま~す!

◇百ちゃん◇
営業時間:10時~17時
定休日:水曜日
住所:大津市中央1丁目2-26
電話:077-526-4566

※記事は2015年7月の取材を元に作成しています。